知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

イナゴは食えてもコオロギは食えないの話  

日本では、稲作の害虫であるイナゴが大発生しないように、子供たちが捕獲して佃煮にして食べるとか、柴刈り等の入会地での脅威となるスズメバチの駆除もかねて、蜂の子が食されていました。今日では、米などの穀物では摂りきれない栄養分を確保していたと昆…

人権はお金で買うものだの話

福祉施設で永く働いている人は、逃げ遅れた人です。福祉は、ほっとけないから始まって、逃げ遅れた人が逃げることも出来ずに続けている奇特な流れがある一方で、貧困ビジネスまがいの利益追求の人の不幸で飯を食らう人がいます。私が勤めた頃の福祉の現場は…

オオカミは悪者かの話

物語には悪役が必要です。そして悪役は凶暴で強くないと物語のメリハリが薄くなります。ところが悪人となる凶暴な動物を探して見ると意外といないことに気が付きます。凶暴である肉食獣の、虎やライオンは紋章にも使われるほど畏怖されて、強さの象徴になっ…

地域生活と言う甘い言葉の話

重度化・高齢化・そして強度行動障害がある人は、家庭や障害者通所施設そして、グループホームでは対応できないから入所施設が必要だと厚労省は言っていながら、障害者入所施設に暮らす利用者に、「地域生活の希望把握を義務化」するという矛盾する政策を行…

“悪名は無名に勝る”でも先入観は長く続くの話

現代ではとにかく売り出さないと金にならないからと、悪評であったとしてもマスコミやインターネットに取り上げられるなら、知られていないよりずっとましだとばかりに犯罪ぎりぎりでも目立とうと言う人がいます。それも手段だと割り切っている人もいるのか…

見た目が身分制だった時代の話

実は、見た目で判断するなという人ほど、見た目がそういう格好になっているという実態があります。見た目というと、「らしく」が、基本で、それらしくしていれば、大体そのように相手は判断してくれるという事ですが、服装は視覚で身分を表す方法として長く…

ぼんやり魂の話

「魂」「霊」「精神」「心」「命」「気力」などなど、生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると人間が考えた事を言葉にしたものです。過去から人間は、肉体を支配するものにこだわってきました。そして、それは不滅にあるものだと、見えないけれど…

トランプ、インチキ老人に騙される貧民の話

民主主義は、共産主義より優れている。だから冷戦に勝ち、世界に民主主義が広がったと大宣伝し、「アラブの春、プラハの春」を強調しましたが、世界のその後の流れを見ると、戦争や内乱がやたらと起きて、政治混乱は、国連の機能を麻痺させてしまい、人が殺…

悪役は、なぜ笑わされるのかの話

表現の方法なのですが、悪役が逆転負けする前に、主役の前で勝ち誇ったように、笑うと言う演出が多くされます。この誇張された演出は、それでいいのですが、クールな悪役が高笑いするというパターンが始まると、いよいよ最終場面に入ってきたという事が明確…

障害者の隔離が進んでいるの話

会社の事業主が障害者のための特別な配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、その子会社に雇用されている障害者を親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できることを目的に、設立、経営されている子会社が、特例子会社で…

引き出し屋と同類の居場所探しの引きこもり対策の話 

発達障害などの問題で、必ず出てくるのが「居場所がない」とか「生きづらさ」ですがそれって何なのだろうと思うのです。この曖昧な言葉で社会不適応や集団不適応、対人不安が騙されていると思うのです。そして、学者の思い込みとお節介が混乱を大きくしてい…

当事者意識のない管理者こそ問題だろうの話

社会福祉法人かながわ共同会が運営している津久井やまゆり園(相模原市緑区)では7年前、入所者ら計45人が殺傷される事件が起きました。この法人は、複数の県立障害者施設を運営する県立民営下請け委託法人です。そこの職員による虐待事件が繰り返し報道され…

神仏は祈りを黙過するの話

戦争が起きて子供が泣き叫び死のうと、民族争いで人が意味もなく殺されようと、祈り続ける弱者が飢え死にしようと、「神仏は黙過する」だけで何もしてくれません。信仰を持つ人は誰でもが祈ります。でもその祈りが神仏に届き手を差し伸べてくれることはあり…

グループホーム悪用のペテンの話

地域で暮らすとは何かは明確にされていません。自治会に入る事なのか。地域の行事に参加する事なのか。しかし、一般のアパートでは自治会なんかに入っていない場合がたくさんあります。自治会に入会しないと一番揉めるのはゴミ出しぐらいで、自治会に入会す…

選択肢があれば悪者は衰退するの話

障害者に対して施設職員による虐待が繰り返し報道されていますが、職員の被害についてはほとんど報道されることがありません。その理由は、「仕事上我慢するのが当然」「うまくできないのは技術不足」「給料もらっているのだから出来て当然」と捉えるムードが、…

同調圧力がないなら集団とは言えないの話

同調圧力と言うと、何か得体のしれない強い力で個人を攻撃する悪い事のように使われがちですが、同調もしないならその集団は烏合の衆であって集団の意味を持ちません。二人以上の人が集まれば、全面ではなくてもその集団の何かに同調する事が求められるのは…

キャラクタープリントの食べ物をなぜ食べられるのかの話

例えばプリントクッキーに、マリアの像が印刷されていたら、観音様の像が印刷されていたら、誰でもが食べられると思いますか。ミッキーの図柄の棒付きチョコは、「わーミッキー大好き」と言って食べてしまいます。でも子供に「食べちゃいたいぐらいかわいい…

信じる者は、足をすくわれる時代の話

「岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で隊員3人が撃たれ死傷した事件に関連し、6日に訓練が再開された同射撃場で、自衛隊員が報道陣に中指を立てる仕草をした」と報道されました。更には、隊員が報道陣に向けピースサインまでしていたという事です。長い間射…

子の盛った話に被害者になり切った母親の話

どんな話でも最近の言葉で言えば「盛った」話があって、聞く者はその場の雰囲気で配慮するものですが、検証もなく被害者ではないかと走り出してしまうと、言い出した方も「盛った」とは言えないままに周りを巻き込んだ迷惑事例になってしまいます。障害のあ…

しがみつく男の話

「俺はいつ辞めてもいいんだ」と言う幹部職員ほど、いざ辞めてくれと言うと激しくしがみ付きます。他者に「俺は男だ」と武勇伝と説教する奴ほど、女々しく潔い態度など見ることはできません。そして、「俺は何度も辞めると言ったが上から止められた」と「上…

SDGs風呂に入らずにシャワーだけにしようの話

SDGs風呂に入らずにシャワーだけにしようの話 今どきは、湯船に髪の毛が浮いていたり、石鹸カスが白く浮いていたならもうそれだけで「汚い」と騒ぎ立てることになりかねませんが、風呂に髪の毛や石鹼カスが浮いていたのはそんな遠い話ではありません。家庭風…

山に行くのは罰当たりの話

日本の古来の神は山を住みかとするというか神が宿るのは山であり海であり空であったのです。ですから山は「信仰」の対象というよりも生活の拠り所として崇められてきました。「役行者」が行った山岳信仰というものが始まったとしても、ご神体である山で修業…

ユダヤ教の怖さの話

古代のエジプトやローマ帝国との関係で言えば、地中海東の沿岸でエルサレム周辺の地域「パレスチナ」は、日本で言うところの戦国時代のような状態が繰り返されて沢山の民族や政権や覇者が入り乱れた土地だという事は誰もが知っていることです。そして、その…

出てきたやつがふるさとと言うのはおかしいの話

定説に従えばわれらの祖先はアフリカから出てきたことになっています。過去には、アメリカのアフリカ系国民の中でルーツ探しが流行したことがありましたが、何代も前のことなど分かったとしても現生活に大きな意味はありません。なぜなら、人の故郷感は生ま…

障害者ビジネスが障害者福祉を蝕んでいくの話

障害者雇用代行ビジネスとは、障害者を自社の中で雇用管理することが難しい企業(A)などに対し、人材系ビジネスを展開している企業(B)などが場所を貸し出し、その中で A が障害者を雇用(A が雇用契約をする)し、B がその雇用管理(人集めから管理まで)…

危ない日本語の人付き合いは誤解と誤差の発生源の話

アメリカの動揺と言われている「メリーさんのひつじ」と言う歌があります。これを使って日本語は誤解が生じやすいと話をしています。たった一字で大きく意味が変わってしまう日本語には、話した方も聞いた方もよほどの共通認識がないと、「言った言わない」…

人権の国フランスのいじめは大人になっても潜在する意識だの話

フランスでいじめを苦に自殺する生徒らが相次ぎ、学校でのいじめが社会問題化して、事態を重く受けとめたマクロン政権は27日、「いじめに対する断固たる闘い」を宣言し、予防策や加害者への厳罰を定めた「いじめの総合対策」を発表したと報道されました。人…

研修請負会社は、受講者から手紙が来たら嫌ですかの話

福祉のサービス管理責任者の研修を受講した後で、研修中も「自分の意見を言おう」とか「他者の意見を聞こう」とか「苦情の処理」とか「スーパーバイザー」なんてことを言っていたので、以下のような手紙を出してみました。返事はありませんし、届いたかもわ…

研修請負会社は、受講者から手紙が来たら嫌ですかの話

福祉のサービス管理責任者の研修を受講した後で、研修中も「自分の意見を言おう」とか「他者の意見を聞こう」とか「苦情の処理」とか「スーパーバイザー」なんてことを言っていたので、以下のような手紙を出してみました。返事はありませんし、届いたかもわ…

教科書検定止めても困らないの話

教科書会社「東京書籍」が約1200の訂正箇所が見つかった高校地図教科書の廃刊を決めたことについて、前文部科学相は、「教科書検定で一部の誤記などを指摘しきれなかったことは大変遺憾だ」と述べ、検定の体制などの改善を図るとした。と言う新聞記事が…