知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

2020-01-01から1年間の記事一覧

所作の話

お茶とか、能とかに必ず出てくるのが所作と云う言葉ですが、最近はあまり使われている言葉とは思えません。単純に言えば、「立ち振る舞い」「動作」「身振り」「仕草」なんて類義語があるように、自分の動きのことなのですが、自由な動きではなく、その目的…

去勢で性犯罪再犯防止の話

ナイジェリア国のカドゥナ州の決定で、レイプで被害者が14歳未満の場合、有罪になると去勢手術の上で死刑が執行され、被害者が14歳以上の場合は、去勢手術の上で終身刑だというニュースが先日流れました。驚くことに現在でも性犯罪の刑罰として去勢を導入し…

便乗差別意識の工賃を下げた法人なんか消えてもいいの話

福祉情報の中に、コロナウイルス被害として、福祉事業所が仕事がなくなったので、利用者の工賃を、3万円から3千円に下げなければならなかったので保証を求めているという資料を見ました。被害者が障がい者であるという事を前面に仕立ててあたかも社会福祉…

障がいクラス分けに憤る人の見世物観の話

障害の程度を公平に分類することなど出来ません。障がいほど個別性が高く違いも大きいのに、パラリンピックでは戦わせるために、何とか公平感を出そうとクラス分けが行われます。つまり、競技として成立させるためには、どこかでラインを引かなければ不公平…

母親出てきてこんにちはの話

機会があって、高卒1年半の職員がうつ病になったことで、二人の母親と面談することになりました。二人の娘は、同じ部署で、仲良く二人で連れ立って訪れた病院でうつ病の診断書を貰い、事務に提出しましたので、この後どうするのか尋ねると、事務がやり方を…

精神病の診断書を売るようなクリニックは、金が儲かるの話

今、心療内科へ行けば、一ケ月の休養なんて診断書、初めて訪れただけの診察でも疾病名を付けて出してくれる病院があります。会社でどんな生活をしているのか、どんな職場環境にあるのかなんて全く関係なく本人の病気が悪化する前に休ませるべきで、会社では…

新しい見世物の様なパラリンピックの話

パラリンピックの種目の中には、健常者の競技を障がい者用に転用したものがあります。例えば、車椅子のバスケット。激しく車椅子をぶつけ合うことがまるで勇壮な競技のように広報されたりもしています。でも、本当にこんな競技を行う必要があるのかと私は思…

地域と仲良くの呪文は、差別を助長するの話

福祉を語る時、地域と言う言葉は呪文より多く出てきます。福祉の事業の何にでも地域と言う関わりが出てきます。果ては地域福祉論なんてことを言い出す人までいます。そこでは、障害者は地域と仲良く、地域の資源を活用してこそ生きる道があるとも言います。…

絶対音感なんて表現ミスの話

音は、音源からの振動の伝達ですから、音源があって振動を伝達する空気や水があれば音として成立します。その成立した音を受信機があって音として認識できれば音として確認されます。ですから、受信機の性能として人間の耳が音として認識できる範囲の振動し…

賛成という反対者の話

全員賛成は危ない、反対もいてこそ話し合いの価値があるとも言われますが、賛成と声高に叫びながら、その条件は事業破壊と言う企みを持っている人が紛れていると結構厄介です。反対者は、その事業が差し止められないと知ると条件闘争としてどこまでなら自分…

ラーメンの命が付け汁の不思議の話

世間には、ラーメンのうんちくは数あるのですが、なんで付け汁(スープ)ばかりが脚光を浴びて麺料理なのに麺にはほとんど触れられないのかという不思議があります。それは、ラーメン店と言っても、自家製麺よりも製麺所の機械で製造された麺を使用しているの…

教育者の「気概」を話せぬ腰抜け管理者の話

山口県周南市の県立周南総合支援学校の男性教員が、高等部の生徒が集まった校内での朝礼で、肢体不自由や知的障害がある生徒らに「指導されることに感謝(の気持ち)を持つことはとても大事です」と諭し、介助が必要な生徒を念頭に「朝からお姫様抱っこして…

偉大な人に逆らう弟子たちの話

日本人の好きな3大○〇として、仏教、キリスト教、イスラム教を世界の3大宗教と言うのですが、これは間違いなく根拠のない非常識だと思っています。学校教育で堂々と言うのでみんな刷り込まれていますが、こんな括り方そのものが実に失礼だと思うのです。日…

宗教は支配関係で成り立っているの話

ネアンデルタール人は家族単位で生活し、我らの祖先は複数家族の連合体として生活していたことが、生き残った主たる要因ではないかと言う放送を見て、なるほどと感心していたら、ダメ押しとしてその連合体を結びつけたのが原始宗教ではないかというところで…

後ろ盾あっての自分だったと自覚しない高齢者の話

神戸市こども家庭センター(児童相談所)で夜間対応にあたっていた委託相談員が、午前3時半ごろ、児童相談所を訪れて「家を追い出された」と訴え助けを求めた小学6年の女児に「来るところを間違えている。警察に相談しなさい」と言って、女児の年齢や名前…

生きていたらまた施設にいれるんでしょの話

被害者の家族というのは、障害とか身分とか関係なく、みんな加害者を憎み、非難します。それは当然と言えば当然で、罪を憎んで人を憎まずなんてことは、当事者ではない人の観念の話で普通の感情を持っているなら出来ることではありません。ですから植松被告…

隠れ植松被告が台頭するかもしれない福祉国家の話

被害者の家族までもが植松被告に面会して話していたりしているのに、裁判でも、社会の望む方向での反省の言葉が出てこないこともあってか、マスコミを含めて植松被告の独特の考え方が事件の原因との方向に流れてきている今日ですが、障がい者を抹殺する考え…

もはや日本は、先進国では無いと言う話

GDPなどの指標や統計数値を使って、もはや日本は、先進国では無いと言う事を、とても理詰めで、誰もがなるほどと云えるようなテレビ放送がありました。とにかく、ランク好きの日本人には、世界のランクが落ちたというだけで、大きな話題になります。しか…

ゴーォーンゴーォーンの遠吠えの鐘の音の話

ゴーンさんが逃亡して遠くのレバノンから遠吠えのように日本を非難しています。多くの人はこのことに冷ややかで呆れているという事が見られます。ゴーンさんがレバノンに逃れて話した言葉には、フランス語、英語、スペイン語、アラビア語と多彩でしたが、日…

おーい中村くん、アッラーのため息の話

憎悪の対象に、いい人はならないということはありません。アフガンで殺された中村医師に関して美談として繰り返し報道されていますが、体制対立をしている国の中で、どちらにも付かない国民の味方なんて立場を自分が思いこむことは出来ても、現地の人みんな…

ストリートミュージシャンスピーカー使うなの話

多くは人の行き交う駅前で行うのが、ストリートミュージシャンと言われる人なんでしょうが、中には間違っていると思われる人もいます。バスから降りると駅の広場でスピーカーから得意げに歌う声が聞こえてきます。実に大きな音です。数人の人だかりが出来て…

戦場の槍の話

なんとなく日本刀は有名で、名刀村正など知っている人も多いので、日本の武器の主役は太刀・刀のように思われていますが、そんなことはなく戦乱時代の戦場の主力武器は、弓であり、槍です。しかし、名のある弓や槍など聞いたこともないというのが普通で、武…