知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

2015-01-01から1年間の記事一覧

神は無くても宗教の話

中国の宗教と言われる、道教や儒教には、神はいません。中国の王は、天帝の子ですから天子つまり、神も同然と考えます。天命によって王として君臨し、徳を失うと新たな王を天帝が天命として定めるとなり、逆に覇者は、天命により覇者となったとして天子、神…

バカ殿はいないの話

日本の家族制度から言えば、長男世襲だから、バカでも長男なら家を継げるとの話がありますが、そんなことは有りません。主君押し込めと言って、主君を監禁したり、廃立して次の候補者に無理矢理変更することも、家臣団によって行われていました。戦国時代の…

商品としての葬儀の話

最近の葬儀は、葬儀一式という商品となってきました。主催者は、死者の親族ですが、葬儀一式の台本も、演出も、配役も全て葬儀屋さんが行っていますから、そこでは、死者を弔い、死者の世界へ導く、導師いわゆる僧侶までが配役の一人になってしまいました。…

言いくるめられない話

グローバル化が流行です。その前は国際化でした。国際化と言っていたときは、世界と交流すると言っていましたが、今度のグローバル化は世界中の人々が同じ物を共有出来ると言っています。はじめは2国間なので相手に合わせて貿易して、次は複数国それぞれに…

点滴の話

医学と言えば、結構科学的で最先端の様に思うのですが、100年ぐらい前の1900年頃には、血液について血液型はもちろん、血液を体外に採り出したときに凝固するのを防ぐ方法も知られていなかったのです。長い歴史の中で、戦争があって人が傷つき死傷する事や、…

エネルギーを作り出す身体の話

動物・昆虫等々は、自分の身体を動かすエネルギーの確保を食べると言うことで行います。人間の場合でも、口から摂取して消化して吸収してエネルギーとして使用しないと、普通は体は動かず死亡と言う事になります。仙人は霞を喰っているそうですが霞をどのよ…

誰も責任なく、さらりと流されたひじきの話

食品の栄養価とか、カロリーは、適正ではないと話してきました。理由は、食品に含まれている成分の分析は出来ても、胃や腸で成分通り摂取したか不明だし、排泄物の中に残された残量を確認しなければ摂取量は不明でしか無いからです。さらに、吸収しても人体…

カラスは狡猾だという話

人間の長い歴史の中でも、身近にいた鳥獣がいます。しかし、今身近な鳥獣と言うのは、ペットの犬か猫に限られようとしています。と言うは、身近にあった自然に関心が無くなっているからです。例えば、「すずめ」最近見てないなーと思う人はまだまれですずめ見…

おしっこは、はねるという話

バケツの水に上から水を注ぐと、結果としてはバケツの中に収まるのですが、初めに注いだ水は、はじいて四方に飛び散るのです。つまり、バケツの水には表面張力がありますから、注がれた水は、その表面の壁に当たって飛び散ると言う事です。男性が立って小便…

悪人が一人いると集団はまとまるの話し

グループをまとめるとき、一番単純なのは、悪人が一人いると楽だと言うことです。何故か敵がはっきりすると様々な意見も、あいつが憎いでまとまります。つまり、集団の意見を取りあえず集中しなければならないときは、標的を一つに出来れば集中させることが…

言霊としての言語の話

日本の古来は、自然崇拝です。ですから、崇拝の対象は、自然ですので人工物が礼拝の対象とはなりませんでした。今日のように神社に社があって礼拝するようになったのは仏教という伽藍を含めた人工物が出来たことで真似して作っただけです。山や川、海まして…

僧侶は、お礼を言わないのが基本の話

僧侶とは、出家して修行に励み悟りに至る人の事を言います。功徳とは、一般の人が少しでも徳を溜め込んで、死んだときにはそれだけを持って来世へ行くと貯蓄に見合った幸せが買えるという、今で言う極楽浄土へのポイントみたいなものです。そして、僧侶への…

人を傷つけても気づかない話

話をする事例として、自分の過去の失敗談を使う人がいます。特に自分は荒れていたとか、やんちゃだったからとか、同じ経験したから、あなたの気持ちはよく分かるなどと言う事があります。過去の自分勝手な武勇伝を事例に使うのは、あなたの武勇伝はどれだけ…

甘え上手と下手の話

甘え上手と云われる人は案外いい加減で自分勝手です。下手な人の方が真面目で誠実という事があります。甘え上手な人は自己中心のような人なのに、何故か人が動きます。下手な人は、 何故か人を動かすことが不得手です。人を動かすには色々な方法がありますが…

自分から出たものは汚いの話

自分の体の中にあるときは身内ですが、一端体外に出てしまうと、もう身内ではありません。例えば排泄物 絶対に触りたくもありません。汗なんかも拭き取ることはあっても大事にする人はいません。爪をなめる人でも切った爪には関心はありません。髪の毛も付い…

臭いと香りの話

臭いは、いい印象ではあまり使われず、くさいと言うともう悪者という感じになります。文章では、同じにおいと言っても、匂いと言う漢字を使えば、いい感じになります。でも、香りは絶対的に好印象をさします。でも、これは全て生活の中での習慣や環境要素が…

気持ち悪いは感染する話

今目の前に、ミミズを差し出されたら触れますか。カラスだったらどうですか。過去に触ったことがある、触ってみたいという探求心のある方ならちょっとした冒険として触ってみる可能性はあります。でも、そこに複数の人間がいたなら状況は一変します。特に誰…

不安をあおる手法は基本の話

CMは人を動かす方法を駆使しています。商品を誉めたり、紹介したり、有名人を起用したりとその手法は様々ですが、不安をあおる方法がやはり多いことに気がつきます。あなたは、病気になるかも知れない、まな板はばい菌で一杯だ、洗濯槽の中はばい菌だらけ…

身体接触の話

同性でも、大人になれば身体接触はまず殆ど無くなります。小さいときは手を繋ぐだけで無くじゃれると言われるような身体接触がありますが、中学生にもなればプロレスごっこだっていじめと間違えられますからだんだんに減ってきます。まして異性では身体接触…

人は罰に対して反応するの話

人は、罰に対して敏感に反応しますが、罪に対しては鈍感です。同じ人間が作ったものですが罰は強制され逃げることが出来ませんが、罪は押しつけられますが抵抗することは出来ます。犯罪を行えば、罪を犯したから罰を受けると言う順序で、罰が先になることは…

人の性に出来る鈍感な人が偉くなるの話

独裁国家の息子ならいきなり偉くなれますが、日本のような国では飛び級はあっても多少は階段を上らなければ偉くはなれません。しかもその階段の途中全てが順風満帆なんてことも無いと思うのです。また何の業績も上げずに周りに守られたままでは権威も創れま…

人間相手は腹が立つの話

喜怒哀楽愛憎と言って人間には感情があると言われます。他にも言い方はあるのでしょうが怒りは良い方の感情とはあまり思われていません。でも、対人関係では怒るまでの表現が出来ないだけで腹が立つことは至る所にあるのです。神仏だって怒りの相をしますし…

あなたもシャーマンの話

紀元前10世紀アーリア人が、ヴェーダの中で、ブラフマン(全体)とアートマン(個人)と言うことを考えていたらしいのです。日本は、縄文時代なので記録はありません。でも、縄文から口伝していたはずの卑弥呼はシャーマンの様な人ですからきっとと同じように…

微生物・細菌との暮らしの話

テレビで、まな板の雑菌や浴槽の雑菌がひどいと培養したシャーレを持ち出すと言う事があります。まな板だけで無く、培養すれば菌があったと言う事は証明できますが培養して増殖させたものを見せるのは実態とはかけ離れた過剰宣伝です。日本はとてもきれいに…

成功例は参考にしない方が良いの話

失敗した人の話より、成功した人の方が話としては面白い。でも織田信長が桶狭間で勝った話は有名で、みんな知っているけれどその後に実践した人はいません。松下幸之助氏の話も有名ですが、組織が大きくなるとそんな個人プレーの成功手法は危険です。いわゆ…

友達いないは誠実な話

友達が少ないというと、対人関係が不得手な人のように思われます。友達が多い人はいい人でみんなからあたかも信頼厚い人の様に思われます。だから、社交的で人付き合いが上手で、大勢の友達がいる人がすてきなように思われがちです。でも、考えてください。…

偏りが無い人間なんていないと思う話

立場が違うと考え方が違うし、関心が違えば評価も見方も変わってきます。自分を有利にするには相手を説得するか、攻撃するかの手段を無意識に自覚無く行ってしまいます。後から考えたら忘れたいような行為をその時は何の考えも無く行ってしまうと云うことも…

言い訳としてのキャッチアンドリリースの話

現代の日本では、自然から勝手に動植物を略取することは魚釣り以外には困難なこととなっています。動物では巣から落ちた野鳥の雛でさえ勝手に飼うことも出来ない法律があります。田舎で余程慣れていないと山菜採りに入る人はいません。 特に植物では、写真で…

ばちは当たらないの話

昔はよく悪いことをすると「ばちがあたる」と言われたものです。これは仏教用語の因果応報や輪廻転生などから後世の宗教屋が考えた利益誘導の言葉でしかありません。仏教には、脅しはありません。一人一人が生きていく上で苦しみもがきがある事を前提として…

森の群れは絶滅した話

日本の、オオカミは稲作を害するイノシシや鹿などを捕食すると云う事で、神として祀られたりしていました。だから昔話にヨーロッパのように悪役としては出てきません。でも、森林が沢山ある北海道の蝦夷オオカミさえも絶滅しました。オオカミと同じように肉…