知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自己防衛の話

現代ほど自分で自分を守る自己防衛力が要求されているときはありません。過去の日本では組織に所属することで、組織の要員確保の一つとして確保されていいたときは守られてもいると誤解していたときもありましたが、そんな誤解さえも今日では出来ないぐらい…

布団の中は自分の体温の話

布団の中は暖かい。綿だから、羽毛だからではありません。自分の体温だからです。熱は伝導と言って熱いところから冷たいところへ流れます。流れないようにすれば冷めません。それが断熱材で綿だったり羽毛だったりします。熱伝導には、輻射熱があります。自…

丹頂鶴の話

天然記念物の丹頂鶴が何故生き残っていたかというと鶴の掟を守らなかったか守れなかったかのどちらかによります。鶴というのは、渡り鳥で、季節に応じて渡りをします。北海道の丹頂鶴も冬になると本州に渡っていました。丹頂鶴は将軍献上品でしたので禁猟品…

喩えが一方的な話

肉牛や養豚の酪農家が、販売する牛や豚を「子どもを育てるように」などと喩える場合があります。それほどかわいがって育てたという意味でしょうが人身売買が戦後の日本にもあったことを知る人からすればひどい喩えです。生産物の専門職ですから、動物であれ…

指導者の思い込みの話

選手が思い込んで自分勝手な練習をしても、結果は自分が責任を取ることになります。勝ても負けても。指導者が思い込んでしまうと、受けた生徒や弟子や実施した人が責任を取らされると言う事になってしまいます。負けたとしたなら、云うとおりしなかったから…

合唱の顔の話

合唱コンクールのテレビを見ていると独特の顔で、同じような動作で歌う状態を見て違和感を持つ人は多いと思うのです。この形にはそれなりの意味もあるでしょうし技法の一つなのかも知れません。確かに、音楽家と云われる人の演奏スタイルは独特で、素人には…

摘み食いのような言葉に酔わない話

知識のある人は、人を説得するときに響きの良い、受け入れやすい言葉を使います。例えば集団をまとめるときのスローガンに「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というのがあります。原典よりは、「アレクサンドル・デュマが書いた「巌窟王」の中…

上座の話

公式の会議やレセプションなどだけで無く、飲み会などでも、席の位置はみんなが気にすることの一つです。上座はどっちだ。。勝手に座ると大変な叱責にも繋がる席次は礼儀作法のもっとも基本中の基本みたいなものです。過去の日本では、天皇と皇后がいる場合…

武士や侍の話

日本のスポーツチームがと世界と行くことになると突然のように「侍」や「武士」と言われ、根性や精神論に利用されることがあります。でも、侍であれ武士であれ、個人に忠誠を尽くしていて、国家に忠誠を尽くしていたわけではありません。もっと個別的なこと…

時間を販売して生活していると言うこと

現代の生活を維持する事は、自分の持っている時間をお金に換えて生活必費需品を買わなければならないことです。人は働くことを本来的な活動と言う人もいますが、現代の労働は、時間を販売していることと同じです。だから、働かなくてもいい人は自分の時間を…

猿山にボスざるはいない話

人は、動物の生態を説明する時に、人間社会のどこに類似しているかで説明しようとします。その為、誤った説明が沢山あって、その動物を誤解していると言うこともみられます。有名なのが、猿山のボスざるです。猿の社会にも上下関係があると説明することで人…

呼び名の話

日本では元々呼び名は身分を表すものでした。敬語や謙譲語の前提は、固定された身分としての上下関係を日常的に明確にすることにあります。明治維新を目指した志士たちにも当然、身分の違いがありリーダー的であっても封建制度の中では下級武士となってしま…

食べ方の話

食事の作法について話を聞いて感心したことがあると思いますが、作法って誰のためて考えると、自分の為じゃないし、まして料理作った人にこう言う風に食べろと言われたらえっと思いますよね。一人で食べるなら、手づかみだっていいし、おいしく食べられれば…