知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

容器が時代を変えていく話

時代の変化には、権力者が主役になりがちですが、本当は道具の変化が、時代を変えています。例えば、縄文土器と弥生土器はどう違うかというと稲作だと教わったりしますが、稲作は、縄文時代にも既に行われていることは今日の事実です。土器の使用目的は、煮…

過保護の法律でも網羅出来ない安全の話

何か、 詐欺的な問題が出てくると、法の不備、ということで、新しい法律が出来てきますが、犯罪者は、出来た法の不備をついて次の犯罪をします。法の監視人をいくら増やしても、違法行為は次々と現れます。にも関わらず、日本は、法が守っている法治国家だと…

仲良しは弱いの話し

グループというのは、不安の塊でもあります。小さいときから、様々な集団に属しなければならないなかで、一番心配なのは、仲良くしてくれる人がいるかどうかです。それは、道徳的に仲間は仲良くしなければならないと言われていることよりも、学校のクラスな…

一緒は嫌だの話

片足に、障害があり義足で走るランナーがいました。彼はすばらしい記録を打ち立て、障害者スポーツでは勝てる人はいなくなりました。当然のように、彼は、パラリンピックでは無く、義足でオリンピックへ出たいと言い出しました。陸上ですから、記録は明確で…

尾木教授もこの程度かの話

尾木教授のゼミ生が死んだことで、尾木教授は、「宝物を奪われた」と悲しんだと報道されました。教育評論家としても、テレビに出ている有名人としても、悪口をいったり人を非難しなかったことはわかりますが、教育者としては違うのでは無いかと感じました。…

江戸時代は刑務所は無かったの話

現在では、罪を償う場所として刑務所があります。しかし、江戸時代までは刑務所は無かったのです。あったのは今で言う拘置所です。拘置所というのは、裁判を受けている人が拘束されているところですから、刑が確定するまでの場所です。江戸時代は、鉱山・工…

句読点は、学問の公平化の話

日本の文書に、句読点はありませんでした。それに筆文字で縦書きです。筆文字は、縦書きで右から左ですから、書いた文字の墨が乾かないと付いてしまうので、空中に腕を浮かして書くなどそれなりの訓練が必要です。逆に言うと、練習が必要なのに、昔は紙も墨…

商品販売の為の話芸の話

日本には、広報活動としての話芸というものがありました。中でも大道芸というのは江戸時代に繁栄するのですが、門付(かどづけ)芸、見世物小屋の呼び込み芸、物売り(香具師)の芸などになり、それぞれに発展し、それぞれに消滅しました。例えば、万歳(まん…

操られてきた昔話は娯楽の範囲での話

案外、昔話を教訓か道徳の様に使いたがる人がいますが、昔話は、話す人の都合のいいように操られながら残ってきた話で、そこから教訓を導き出そうとすると、騙されてしまうと思うのです。例えば、桃太郎、悪人は鬼で、正義は桃太郎なのだから突然に襲撃して…

再びのシャーマンの話

一人一人が、第六感などと言うように、説明の出来ない能力を持っています。本当にすごい能力を持っている人は人には言わないのでしょうから実態は分かりません。でも予感が鋭い人はいます。シャーマンは、自然との交信から何かを感じる人ですが、自然の中に…

失われる共感としての書の話

綺麗な字を書きたいと習字を習う人はいます。文字の力、書の力と言って字で占いや性格診断まですることもあります。就職活動などでは手書きが良いとされて、手書きで綺麗な字で書くことに努力している人もいます。でも、社会全体では個別でくせのある手書き…

少し前の座席の話

知らぬが仏という言葉があります。知れば反応することでも、知らなければ何も感じないし表現もしないと言う事であったり、本人だけが知らずに澄ましている様子を、あざけって言う場合もあります。電車の座席は、次から次から回転して色々な人が座りますが、…

販売はあの手この手の話

外食に行ったときに、あるサーカスの公演が当たるクイズのチラシを貰いました。料理が来るまでに時間があったので応募しました。そんなことは忘れていましたが、突然自宅のチャイムが鳴って、若い男性におめでとうございますと言われました。聞くと応募した…

ガキ大将は幻想の話

いじめとかあるとテレビで昔はガキ大将がいてね、なんて話をする人がいますが、全くの勘違いだと思っています。ガキ大将は優しくないし、苛めもあったし、体罰もあって現代社会にいたなら非難される存在だと思われます。何故なら、子どもの世界は決して寛容…

偏見は大人になって培われるの話

子どもの時から国際交流に関与させることが人種偏見などには効果的だという人もいます。しかし、最近の戦争を見ても、子どもの時から一緒に遊んだ近所でも宗教的対立で戦ったりしています。子どもの時には、差別も偏見も意識として考えていません。だから子…

キープレフトの解釈の話

車の免許を持っている人なら教習学校でキープレフトと言う言葉を聞いていると思うんです。では、キープレフトって実際はどうなのかと言えば、単純に左側走行と言うだけで、カタカナなんかで言わない方がわかりやすいと思うのです。と言うのは、路側帯の白線…

足跡は残らないの話

アルバムと言えば、足跡と言えるほど、足跡に心寄せる人は沢山います。でも、その足跡を見つける人も、探そうとする人さえもいないと言う事に気がついていません。くっきりと残った雪の足跡だって新雪に消えていきます。砂浜だって、土だって、枯れ葉の上で…

技術は淘汰される話

日本の伝統文化工芸には、一子相伝と言う事があります。一つの技能を家族の一人にのみ伝え続けていくという秘伝と言われる技能です。一方特許と言う事があります。特許を取って莫大な特許権をなんてことは誰でもが憧れたことです。しかし、特許と言うのは作…

広がれば薄くなる話

どんなすばらしいことでも、広がれば、類似品が出て、偽物が出て、異物が出てきます。例えば、日本食、寿司、日本文化、海外で知られるように頑張って広報して、知られてみると今度はテレビで、あり得ないこんな寿司などと、驚きの映像を流しています。では…

縁起担ぎの話

縁起が悪いと言うだけで悪役にされてしまうことは数々あります。人は不安の解消と期待を込めて縁起担ぎをします。語呂合わせやげん担ぎなどもあります。ところがその起源も曖昧で、時代背景で意味が全く違っていることもあるのです。それでも縁起担ぎは、変…

だっこの視点の話

抱っこは子どもにとって重要な学習の一つなのですが、少し昔までは、「抱き癖が付く」と言って出来るだけ抱かない方が良いという育児が基本でした。社会事情としては間違いではありません。洗濯機が今のようにボタンを押すだけでは無い時代、炊事・洗濯・清…

動体視力が劣化する話

老化と言うのは身体全体としてやってきます。部分的な違いはあっても老化は全体として進みます。中でも、視力は生活に重要なのですが繊細な器官で劣化は早めにやってきます。老眼としての近くの物が見えにくいは、誰でもが適当なときに感じることが出来ます…