知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

布団の中は自分の体温の話

 布団の中は暖かい。綿だから、羽毛だからではありません。自分の体温だからです。熱は伝導と言って熱いところから冷たいところへ流れます。流れないようにすれば冷めません。それが断熱材で綿だったり羽毛だったりします。熱伝導には、輻射熱があります。自分の体から出た熱で布団の中の空気を暖め、この空気を蓄熱・保温していることで布団の中は暖かいのです。暖めている空気に熱がどんどん溜まるほど自分が放熱していると布団の中は暖かいのです。

 布団の中は、自分が暖めています。自分が出した熱を保温しているだけです。ですからどんなに高価な羽毛でも死体が入っていたなら暖かくはありません。人は誰も生きている限り熱を出しています。ちょっと保温する方法や手段を見つけさえすればまずは自分の布団の中は暖かくなることを知って欲しいのです。