知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

ウクライナもロシアも頑張らなくていいのではの話

ロシアの事で思うのですが、経済制裁とか孤立化を図るとか欧米の首脳とかが普通に当たり前のように話しているので誰もが、納得しているかの様に報道されるのですが、経済制裁されて兵糧攻めだなんて言っても、プーチン氏とその周りの人が食べ物や生活用品に困るなんてことは最後まで起きないと思うのです。一番最初から最後まで、飢餓になるのは下々だけです。国を守れと、国外から武器援助を受けて戦っている事が凄く評価されていますが、戦うほど被害が大きくなっていると言うのも実態だと思うのです。人道援助なども食料や物資を届けて頑張れと励ましているようで、頑張れば頑張るほど被害が大きくなるのも現実です。日本の太平洋戦争だって止めることが出来たのは何度もあったのにがんばれ頑張れとずるずると長引かせて原爆を落とされても、本土決戦だと言う人たちによって被害を拡大させました。終わってみれば、軍の少将クラス以上の生存率は兵隊よりずっと良くて、政府機関の岸や佐藤は首相にまでなってしまうし、利権を得ていた軍事商人たちは誰も罰せられることなく飢えることもなく生き延びていきます。簡単に経済制裁だと世界で行われている、イランや北朝鮮だって、経済制裁で困っているのは、人民であって支配階級ではありません。結局支配階級が国際社会と言うムラ社会で何かしでかして経済制裁なんて「村八分」に合うと、そんな支配者に従っているお前らが悪いと、罰を受けて生活困窮するのは普通の国民だという事です。民主主義の国民は支配者を選挙と言う方法で自分たちで選ぶから、「村八分」になるようなことはしないが、独裁者のような国の支配者は、国際社会で狼藉を働くという事で「仲間はずれにする」という事なんですが、暴力で支配しているから成り立っている国で抵抗しても結局割を食うのは国民で、ミャンマーだって軍の支配者はちゃんとご飯を食べていますが、抵抗した人々は拘束されご飯もろくに食べさせてもらえていないと思うのです。では、そんな独裁者を選んだ国民が悪くて連帯責任のように罰を受けなければならないと言うのは違うと思うのです。民主主義のアメリカの占領を得ても、アフガンは力づくの権力者が、国民が選ばなくても勝手に力やってきました。香港だって見ての通りです。頑張れ頑張れと煽てられても結局力づくの支配者がやって来るのです。中国も独裁者の国に違いありませんし、独裁者がいる国なんて実は世界には沢山ありますが、国際社会で、目立たなければ、資源がなければ欧米は意外と独裁者を非難しないのです。多くの人たちが、人間関係で「村八分」や「孤立化」は、いじめだと言いながら、国と国と言う利害関係では、利権争い=国益と言う縄張り争いでは、正義の方法になってしまっています。ウクライナの人が頑張ってロシア人が戦ってくれれば、アメリカやドイツを含めた欧州の武器が援助の名の元、国が買い上げて何百億円の武器商売が成立しているだけです。死の商人たちは、正義のウクライナに気前よく送られてくる世界の善意の義援金を食べつくすまで戦争を続けさせるつもりでしょうし、復興資金を如何に集めるかの算段をしていると思うのです。弱り目に祟り目と言う言葉がありますが、地政学上や歴史の中で、ロシアとしては東西冷戦終了後経済的にも苦しい時代や仲間がどんどんいなくなると言う状況にパニックになるほど追い込まれたとも言えます。北大西洋条約機構の脅威が本当にあるとは思えないのですが、30か国の軍事同盟で不安を掻き立てた事は間違いないと思うのです。何故なら、NATOは、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ紛争マケドニア紛争、アフガニスタン紛争、リビア内戦と戦争ばかりしているだけでなく、民族紛争を引き起こす要因を国ごとに内包しているからです。ウクライナの人達は国を守っていると言ってはいますが、ヨーロッパの歴史では固定された領土などなく、様々な国の興亡があって、その支配者たちに振り回されてきたのが国民だと思うのです。得体のしれない国を守るより、一人一人の生活を守る考え方も考慮に入れて欲しいと思うのです。グローバル化などと言う世界の経済と言う残酷な怪獣が引き起こしている問題で民主主義対独裁主義などと言う宣伝に誤魔化されてはいけないと思うのです。何故なら、経済は確実に貧富の差を生み出しているからです。