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知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

 進化の頂点は人間と言う思い込みの話

    人間を進化の頂点と捉えて、人間の行動や身体機能、能力などの一つ一つに、人間こそ偉いという理屈付けが色々と行われています。その一つに、動物は発情という遅れた生殖活動をして、発情をしない人間の性は、進化した高等なものだと説明しようとします。ところが、有性生殖が生殖機能として進化形とは説明されていませんから、人間の性が進化の頂点として説明しようとすると大きな無理が出てきます。遅れた性としての発情による繁殖期は自然環境の中で最も育児に適した時を選んで、受精出来る様に行われると説明した上で、人間の場合は、火や道具を使用することで、季節繁殖は必要なくなったと言います。しかし、季節に左右されない温暖な環境の動物も沢山いますが発情はあります。次ぎに、人間は妊娠期間が長く、多産では無く、育児期間が長いと繁殖能力が低いので繁殖を効率よくするために、いつでも妊娠を可能にする為に進化したと言います。でも、象などの長命な動物も同様な条件ですし、人間と同じような猿だって、発情はあります。すると、今度は、女性が男性を繋ぎとめるための手段としてでは無いかと言う説か出てきます。人間は成人するまでに年数が掛かるこの間雌一人で育てるより食糧の確保を含めて雄がいた方が良いので「いつでも交尾できる状態」で雄をつなぎ留めておくのだと言う説です。しかし、一夫一婦制の鳥や動物は他にもいるのに、発情程度の交尾で満足しています。だから今度は、進化とは関係なく、人間は、性交時の快感が他の動物よりはるかに強い、海馬と大脳新皮質の発達によりその快感の記憶が、何度も生理的欲求を引き起こさせ、同じ快楽を得ようと性交を求めるのだという中毒症状のような説明まで出てきます。この説と同様に、前頭葉の働きが、本能的な発情期でさえコントロールする能力を発達していったのではないかと説明し、前頭葉の発達により、ヒトは性交を行う特定の相手を選び、場所や時間をわきまえて性交渉を及ぶことができるようになったと説明するのですが、文化人類学などの未開と言われる民族の研究でも自由な性交は認められておらず、発情しないことが進化だという説明にはなり得ていません。ねずみやうさぎなどは、短期間に発情がある事から、哺乳類の中で発情期がないと誤解されています。その理由として、ねずみやうさぎは、他の肉食動物から常に捕食されやすいことを上げていますが、他の捕食されやすい動物みんながそうではありませんので、適切な説とは言えません。  

 猿の中には直接生殖とは関係なく、コミュニケーションとしての性交をしたり、繁殖期でもないのに交尾行動をとったりする、人と非常に近い類人猿ボノボがいます。ボノボは、友人関係や仲直りするために、交尾を行うことがあって、研究者はコミュニティーの調和やコミュニケーション目的で交尾をする唯一の動物と言っています。つまり、生殖目的ではない性行動を行うのは、人間のほかごく一部の動物の特徴で生物としては、目的使用外の無駄な行動であって進化の証とは言えないのです。そこで仕方なく、人間の非生殖的な交尾にはオスとメスの間の結びつきを強める効果があるので、人間は、子どもを産む脳力のある年齢層以外でも、中年期以降、でも性行為が行われ、コミュニケーションの一つとして、性交渉を行った相手との結びつきを強くしているというのです。つまり、生物学的にみるなら非効率的行動も、家族やコミュニティの関係を深め合う目的を考えると合理的とまで言い、人間は、他の動物と違い繁殖を目的としない交尾、すなわち性交渉を発達させたと結論づけるのです。実際は、自然界での有性生殖は繁殖として効率は悪いし、生殖を目的としない性交も、進化の証明とはなっていないのです。第一、人間に発情があったとしてもネアンデルタール人クロマニヨン人も困らなかったと思うのです。現代の生活やこうあって欲しいと観念で考えるからそうなってしまうのです。動物の世界でも多くの動物が自慰行為を行うことがあり、チンパンジーやニホンザルの他、下腹部への接触刺激で射精に至るウマやウシなどいます。何でも自分が一番偉いとなったら、全てが一番で無きゃならなくて、何でも偉くしたがることが、独裁者にはよくありますが、人間が進化の頂点にいるのだから全てが頂点で無ければならないと考えて説明しょうとするから筋妻が会わなくなってくると思うのです。確かに、脳や手の機能は、一番でも、空は飛べないし、水中で暮らせないし、鼻は犬の方が優れています。進化って言葉に幻惑されて何か偉そうな気になってしまい、無意識に他のものより偉いと思う感覚が育ってしまっていると思うのです。畜生という言い方やけだものと言う言い方はそれを表していると思うのです。でもきちんと研究して貰えば、進化という言葉は無くなるかも知れません。つまり、偶然この時代で一番繁殖しているのが人間で、道具というサポートによって地球に害なすぐらい繁殖していると言う事だと思うのです。人間は進化の象徴では無く、一番複雑化した生物体だ程度に考えられると、複雑だからこそ、不備もあれば故障もあると言う事から学べば、障害だけで無く、共に生きる動物に対しても無意識な優越感が無くなるのでは無いかと思うのです。