知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

「うま味」は中毒への第一歩の話

 中毒になっていても、人に迷惑を掛ければ、周りからは中毒だとは言われません。良い例が、お酒で、どんなに飲んでも人に困った行為をしたり自己破壊的な行為をしなければ、実態として酒なしにはいられない生活だったとしても酒好き程度で、中毒とまでは言われません。そして、本人も、酒がないと精神的に不安定になると自覚していても、都合の良い言葉として、依存症と和らげた言い方をします。この、依存と言う言葉は、広く使われて、他者に依存しているというと、自立していないという意味ですが、趣味に依存しているというと、個人の心や精神の安定に寄与していると言う意味になります。好きなことと言うのは、結構人を変える大きな要素ともなるし、人格の形成にも大きな要素となります。この好きだが、高じてそれなしには心が安定しないとなれば、依存していると言う事になります。ですから、趣味だって、食べ物だって、依存症かと思う人の事をマニアという言葉や趣向などと置き換えていますが、感覚がマヒして人より多めなのに気がつかなくなったり自慢げになっていれば、実は中毒かも知れません。疾病的、機能障害などを起こせば、中毒と言われますが、人間的な制止機能・いわゆる社会性を失う恐れがなければ、趣味の範囲として、処理されます。中毒というのは、感覚を鈍化させる危険なことですが、実は食物でも、麻薬と言われるものを除いても自然界には沢山あるのです。例えば、アレルギーは、一時的緊急的だったり、慢性的だったりはしますが、体としては闘っている中毒症状と言えます。それとは別に、日常食物の中、乳製品の中でも特にチーズに多く含まれるたんぱく質の一種、「カゼイン」は体内で消化される過程で麻薬成分と同じ効果を持つ物質を生成しますし、小麦粉などに含まれるグルテンなども、同様に多幸感をもたらすこととして知られていますから、グルテンが含まれる生地にチーズがかかっているピザやチーズバーガーにには、隠れた中毒症状が出てもおかしくは無いのです。生まれた時から常食にしていると、その物質が入ってきたことで、満腹感や幸福感が出てくることで、動物の主食なども決められているのでしょうが、人間ほど主食が違い感覚が違うのに、わざわざ人工的に作り出してでも中毒性のあるものを好むというのも特異な体質かも知れません。

 例えば、チョコレートや緑茶、紅茶、コーヒー、コーラと上げられますが、食物依存症を起こしやすいカフェインなどを敢えて含んだものに好意を寄せてしまうのです。それだけては無く、個体の植物油脂のマーガリンは、食べるプラスチックと言われ、危険なトランス脂肪酸を含むのですが、今では、パン類、ケーキ、アイスクリームにもショートニングなどと名前を変えて多く含まれています。問題なのは、中毒になってしまうような人工的に作り出された「うま味」などと誤魔化した中毒成分が合法となっている事なのです。日本では、下味だとか、出し味だとか、隠し味なんてことに弱くて、中毒味とはいわない「うま味」を賞賛して、美味しいと言っていますが、実は繰り返し食べたくなるようなものは、結局、依存性物質や中毒性物質を含んでいるのです。自然から採取されたものでも、加工次第では麻薬や危険ドラックになる様に、漢方薬にもハープにも中毒と薬の境界にある物質は沢山あるのです。それを見つけてきては、合法食品として、うま味として販売されているというのも事実です。油・砂糖・うま味調味料・食塩・チーズなんて組み合わせは、結構危険なのです。