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知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

なぜ 学校で「うんこ」は難しいのかの話

 男の子が、学校で「うんこ」は「恥ずかしい」ということで、男子用の小便器をなくし、全部個室にするということが、一部の学校で試行されています。女性は、全部個室ですから、中でのことはわかりませんが、男性は、小便器に行かず個室へ行けば、「うんこ」と誰もが当然に思い、からかいの対象となりやすく、男の子は、学校でうんこすることを恥ずかしいと思う以上に、不安で辛いことと言われています。その事の解消に学校の工夫として、改修が行われているのですが、課題はそれほど簡単ではないようです。実際家庭のトイレでも、小便器があるような作りの家は少なくなって、男と言えど便座に座って排尿することが多くなりました。何故なら、立って狙ってもション便は真っ直ぐにきちんと収まりよく飛ぶことがなく、四方に飛んで案外便器を汚すことが多いので叱られやすく座ってやった方か安全だからです。とは言っても、排尿と違って排便には時間が掛かります。個室に同時に入っても時間が長ければ、「うんこ」と疑われるし、排尿をアピールするするために、わざとトイレのドアを開けて立ちション便をする場合もでてきます。そうすると、立って便器に排尿するわけですから、今度は便器の汚れが酷くなって、座って排尿も出来なくなってしまうと言う事態へと進んでしまいます。学校のトイレ清掃は頻繁ではありませんから、汚くなるとさらに汚れるという悪循環になってしまいます。排尿を我慢すると、膀胱炎や腎盂炎などになる様に、排便を我慢すると、便秘症になったり、腹痛の原因になったりもします。便意をもよおしたときに素直に排便できる環境が子どもには絶対必要なのですが、ずっと昔から学校でうんこをすることは、冒険・探検に近いぐらい行きたくても行けない環境でした。入れる方の食べることは、公開しても恥ずかしい対象ではないのに、何故か排泄は、恥ずかしいことになってしまいました。小便器がある公共施設等では、男性は列んで恥ずかしくもなく立ちション便をしています。屋外でも、見られていないと思える環境さえあれば、後ろ姿でもわかる状態なのに恥ずかしいなどと言う事もなく排泄しています。それだけでなく、最近では公共のトイレの小便器に立ちながらズボンを下ろしている人も見かけるようになりました。排泄が恥ずかしいというのは、お尻や下着が見えてしまうからとも言えないのかと思うと、江戸時代なんてふんどしと言ってお尻丸出しで仕事をしていたという事がありますし、路上で排泄している絵図なんかもありますから、お尻を出すことが恥ずかしいこととは必ずしも言えないようです。また、トイレは、世界中で大変個性のあるものですが、しゃがみ込みの和式トイレにも歴史上の変化はあります。そして、食事としての摂取内容でもうんこは大きく変わります。例えば、同じ草食でも、牛のようなどろどろしたものから馬のような固まったものと様々です。でも、どんなに映画を見ても、テレビを見ても、排泄のシーンは出てきません。つまり、排泄はやっぱり恥ずかしいことで、恥ずかしいことだから、こっそりとでないと安心した排便は出来ないと言うのが現状で、思春期の子ども達にはからかいの対象になりやすいことなのかも知れません。 

 人間が、自然界にあったときから、排泄や性は、無防備で危険なので、隠れるのだという説もありますが、そんなことを言ったら、睡眠なんてむちゃくちゃ危険で殺されたことさえも分からないぐらい無防備です。むしろ、動物は、排泄物を利用しています。動物は、自分の縄張りである事、自分の痕跡として排泄物をわざわざ塗り付けたり、置いておくことなどもします。逆に狩猟では、排泄物が動物の現況を知らせるものともなっています。つまり、動物にとっては、排泄物は、自分の分身となっています。そう考えると、うんこには、体調だけでなく、食べているかいないか、何を食べているか、年齢さえもわかってしまうところがあります。競い合っていたなら、出来れば見せたくない弱みなのかも知れません。隠したいうんこは、自分自身の体の健康状態その物だから、隠したかったのかもしれません。羞恥心という面から考えると、自分のうんこを見られたくないと言う事かも知れませんが、日本でも偉い人の便を確認する係があって、偉い人はオマルのようなものに排便し健康状態を確認していたと言いますから、他人に見られる事は恥ずかしいことと言う道徳的な教えは聞かれません。では、臭いと言うことでは、嫌悪と結びついているので、くそったれなどと言うように嘲笑する行為として定着したのかも知れません。いずれにしても、学校だけでなく、うんちは気軽にトイレと言う事では済まされないのが続いていることは事実です。大人は何とか工夫すれば良いのですが、やっぱり学校では安心できる個室が確保されることが必要です。健康のためにも介助員がうんち用のトイレを確保することも必要かも知れません。