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知ったかぶりの話し

知ってるつもりの思い込みの感覚に、非常識な横やりを入れて覧る試みです

動体視力が劣化する話

 老化と言うのは身体全体としてやってきます。部分的な違いはあっても老化は全体として進みます。中でも、視力は生活に重要なのですが繊細な器官で劣化は早めにやってきます。老眼としての近くの物が見えにくいは、誰でもが適当なときに感じることが出来ます。視力の基本は光センサーですから、老眼の始まりは暗いと感じ始めるなど以外と自覚出来ます。ます。自覚出来ないのが、動体視力です。視力と言えば、視力検査の記憶から静止した物体にピントを合わせ認知することと思われがちですが、主力は静止画では無く、動画としての認知が最も大事なのです。日常生活では殆どの物が動いています。この動きを感知し、動きの速度や距離、自分との状態の推測など高度な判断が必要とされる能力です。過去の狩りをするときに動体視力の衰えは致命的です。当然武道だけで無くスポーツでは動体視力が確実に反射行動として表れますから苦戦します。動体視力は、左右に動く物体を見る力と、 真っ直ぐ向かって進んでくる物体を見る力とに大きく分けられます。つまり、通り過ぎる物を見るとき、動体視力が高ければ止まって見えるほどに認識でき、低ければすごい速さに見えるのです。何故なら動体視力が高い場合は、周辺視野が広いので長く観察できるからでもあります。老化は、この周辺視野も狭くなるのです。当然反射能力が衰えるのです。老化すると、速さについて行けなくなるのです。当然危険回避能力も低下しているのですが、動体視力の劣化を引き留めることは出来ません。動体視力をトレーニングしようというプログラムも提案されていますが、着実に劣化はやってきます。

 老化は、自覚できないところから始まって、全体に影響を及ぼします。動体視力が低下すると反射能力が低下します。反射能力の低下は、動作能力の低下に繋がります。動作能力の低下は、言語能力の低下に繋がります。言語能力の低下は、思考能力の低下に繋がります。お肌がどんなに若くても、動体視力が劣化してきたら老化の始まりなのです。何故なら、人間の動作の多くは、視力情報に支えられています。目に入った映像を解析・分析し、筋肉に伝えるときに、動体視力が低下すれば、情報量が断片的か少なくなるからそれを補うためには経験値からの時間を掛けた推測が必要になるからです。
 動体視力から老化を見ると老人がもっと理解しやすくなります。